【小ネタ】クリスタルブレイダーから始めるカードテキストのお話
カードテキストって面白いですよね
とりあえずこの2枚のクリスタルブレイダーを見比べてみて欲しい。
お分かりいただけただろうか?
そう、再録版とでテキストの上下が変わっているのだ。
何故再録するにあたってテキストの上下が変わったのか?
少し理由を考えると簡単な話である。
場に出てから参照する情報と手札にある情報の段階でどちらが優先されるかと言うだけの話である。
具体的な時期については《聖帝エルサル・バルティス》がブロッカーのテキストが上にあるので、
この後からテキストに関して調整されたと推測される。
当然進化というテキストは手札にある段階で必要となるので、
再録にあたり場に出て初めて有効になるブロッカーのテキストよりも上に配置されることになった。
テキストに関して意図が読み取りやすいカードは他にもある。
超神龍アルグロス・クリューソス SR 光文明 (8)
進化クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 9500
進化−自分のドラゴン1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを2体まで選び、タップしてもよい。
メテオバーン−このクリーチャーが攻撃できる時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを2体まで選び、タップしてもよい。
W・ブレイカー
進化のテキストは上に書いた通り、場に出る前に必要な情報になる。
1つ下の登場時にタップする効果は場に出てすぐに誘発する効果だ。
2つ下のメテオバーン効果は攻撃時に発生する効果だ。
最後にメテオバーン処理が終わった後にWブレイカーの処理が通る。
上から下に読み進めるだけでわざわざテキストを戻って読むこともないのだ。
クリスタルブレーダーは自体は些細な変更であるが、
プレイヤーの事を考えて調整された結果のテキストの書き方であった。
と思っていたらこの法則は神化編付近で覆される。
その後の《真実の聖霊王レオ・ザ・スター》と《聖霊龍王パラディオス》は進化の後にブロッカーのテキスト。
と思っていると《クリスタルブレイダー》はブロッカー上位。
戻った理由はブロッカー上位のテキストが悪いという事ではなく、
一番上にあることで盤面上は相手からも認識しやすいぐらいだろう。
《クリスタルブレイダー》を最後にブロッカー上位の法則は続いていると思いきや、そうでもない。
直後の革命編で書き方がまた戻ったようだ。
この変化を最後に進化>ブロッカーのテキストに関しては変更がないので、ここでようやく固まったのだろう。
NEO進化に関しても同様の法則で記載されている。
攻撃不可テキストはWBの上にあった方が良いと思うけど
NEO時なら読まなくて良いテキストなので下にある理由もわかる
最後に進化ではない《蒼き団長ドギラゴン剣》のテキストもどのように書かれているのか読み解いてみる。
前者の2枚は多色カードのルールが変更される前なので、一番上にはタップしておく記述がある。
いずれもコスト軽減の肩代わりとなる革命チェンジがその次。
Tブレイカーと全体SAのテキストは上下の差はあるがどちらも場にあることで発揮する効果なので、優先順位とはファイナル革命より上。
3バージョン共一番最後のファイナル革命は革命チェンジが前提で場に出た時の効果の処理。
革命チェンジで出なければ不要なテキストではあるので、一番下に記載されている。
プレイヤーはただ読むだけのカードテキストではあるが、
公式は少しでもプレイヤーが読みやすくなるように日々改善しているのだ。
おしまい