お月見山の最下層

基本的には思ったことを落書きしていきます

【殿堂ゼロ】第20回長岡CS 大地サイクリカ

1/19,1/20で開催された第20回長岡CSに参加しました。

その時に使用した大地サイクリカの解説と現状考えていることを自分用にもまとめ

『第20回長岡CS使用大地サイクリカ』
4 x フェアリー・ライフ
2 x 幻想の双月
4 x 桜風妖精ステップル
1 x 天真妖精オチャッピィ
4 x 母なる大地
2 x ヒラメキ・プログラム
4 x オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」
3 x 奇天烈 シャッフ
3 x ドンドン吸い込むナウ
1 x レインボー・ストーン
2 x 龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ
4 x 蒼狼の始祖アマテラス
3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
1 x マーシャル・クロウラー
1 x 水上第九院 シャコガイ
1 x ライフプラン・チャージャー

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1日目

× 超次元ダーツ

 

2日目

○白青黒キクチパトロール

○理論派ダーツデリート

×白緑メタリカサザン

×3決 同型 

4位

 

既存の【大地サイクリカ】デッキ同様、メインエンジンは《母なる大地》+《龍素記号Sr スペルサイクリカ》である。

基本的なループの手段に関しては、参考リンクを貼るので、ここでは割愛。

参考:

殿堂ゼロ 青緑 大地サイクリカ - スケッチブックを持ったまま

 

以前までの【大地サイクリカ】と大きく違うのは、フィニッシャーに《水上第九院シャコガイル》を採用した点。

かつてはマナをアンタップ手段として《原始サンナップ》や、《ボルバルザーク・エクス》を投入していたが、この枠を《水上第九院シャコガイル》に変更することで、《桜風妖精ステップル》の無限ブーストを繰り返すだけで勝利に繋げることが出来るようになり、よりスマートに勝利できるようになった。

盾に落ちた場合は従来通り《マーシャル・クロウラー》が盾回収の役割を果たす。

 

採用カードの詳細な解説

・《母なる大地》+《蒼狼の始祖アマテラス》+《龍素記号Srスペルサイクリカ》 4+4+3枚

説明不要のコンボパーツであり、これを下回ることは絶対にないと言っても良い。

《龍素記号Srスペルサイクリカ》の4枚目は投入候補ではあるが、手札に来た際の腐る確率や、《レインボー・ストーン》が実質的な4枚目と機能するため現段階では採用を見送っている。

 

・《フェアリー・ライフ》《桜風妖精ステップル》《幻想の双月》 4+4+2枚

初動カード。

手札が余りがちな【轟轟轟】系統のマッチアップに対して、速度で追いつくため、ブースト枠として追加の《幻想の双月》を2枚採用。

 

・《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》 4枚

基本的に運用するのは上の面。

多くのゲームで初動2ターンブーストが出来るために、下を打つことは少ないが、保険の意味も兼ねている。

同型の《奇天烈 シャッフ》、対《正義の煌きオーリリア》に対する回答。

殿堂ゼロ環境ではパワー5000で取れる範囲が十分広いため、とても信頼感のある殴り手。

それ以外にも、《ヒラメキ・プログラム》から《龍罠 エスカルデン》に繋がる点を評価。

また、≪Let it Bee!≫は《水上第九院シャコガイル》のフィニッシュの際に打つことで相手にターンを渡さずに勝利することも出来る。

 

・《奇天烈シャッフ》3枚

同型、キクチパトロール、ダーツデッキを引き受けるメタクリーチャー。

元のリストでは2枚採用だったが、最多と予想した同型へ対して、これを引くか走るかという勝負の付き方が多かったため1枚追加。

結果として幅広い範囲を見ることが出来たので、正解だろう。

4枚目も候補になりうる。

 

・《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》 2枚

《水上第九院シャコガイル》フィニッシュを決断させた1枚。

マナゾーンに落ちていれば単純に2倍ステップルとなり、無限ブーストループに入りやすい点や、4コストクリーチャーに《ヒラメキ・プログラム》を打ちながら余ったマナで《母なる大地》から《龍素記号Srスペルサイクリカ》に繋げたりと、見た目以上に器用なクリーチャーである。

呪文面では、《正義の煌き オーリリア》をどかしマナゾーンから《蒼狼の始祖アマテラス》を引っ張るという動きも可能。

前述の通り《ヒラメキ・プログラム》のことも考え、こちらは2枚投入。

 

・《ライフプラン・チャージャー》 1枚

自由枠。

2→4→6の動きを意識したい点と、ミラーの《奇天烈シャッフ》3宣言の際の《蒼狼の始祖アマテラス》から打てる札が欲しかったため投入。

他候補には同じくハンドを稼げる《サイバー・ブレイン》があったが、初動のことも考えある分には困らない緑としてこちらを採用。

 

・《水上第九院シャコガイル》 1枚

フィニッシャー枠。

フィニッシュ時にはマナブーストを連打するため《制御の翼オリオティス》などに引っかかることは少ないが、《奇天烈シャッフ》の6宣言で《ZEROハンド》をケアするなどは念の為にもした方が良い。

即時勝利しなければいけない場面であれば《マーシャル・クロウラー》を使い複数回ストックを積み先に《青狼の始祖アマテラス》で《Let it Bee!》を唱えつつ、山を1枚にした後で《龍素記号Srスペルサイクリカ》で《Let it Bee!》を唱えることで勝利できる。

 

・仮想敵想定

vs【大地サイクリカ】

基本的には最速か、《奇天烈シャッフ》の投げ合いかの2択になる。

最速の場合であれば特に気にしなくても構わないが、ここで問題になるのは後から《奇天烈シャッフ》を出したパターンであり、宣言を「相手のターンを止めるための3宣言」か「自分のコンボを通すための4宣言」の2つに絞られる。

相手のマナゾーンと相談し、コンボが成立しないようであればこちらのコンボ成立を考えての4宣言、完成しそうであれば3宣言が妥当。

また、コンボで勝つだけではなくこのマッチアップでは殴り勝つプランも頭に入れておくべき。

リストを見ると分かるように、お互いリソースが取れるカードが少なく、ジリ貧になりやすい。

お互いの《奇天烈シャッフ》が睨み合った際にコンボ完成までカードを待つか盾を殴り切るかというのは意外と盾を殴り切れるパターンの方が早い場面も多い。

目安としては《奇天烈シャッフ》2体+1体が並んだ場面から殴り切るプランも視野に入れた方が良い。

この時宣言の順番としては踏む確率の高い《母なる大地》の3、次点で《ドンドン吸い込むナウ》《奇天烈シャッフ》の4。見えてる枚数によって変動。

 

2ターン目に打つブーストの優先順位は《フェアリー・ライフ》>《幻想の双月》>《桜風妖精ステップル》の順。

先手ならば大した影響はないが、後手に《桜風妖精ステップル》を出した場合には《オブラディ・ホーネット》で割られてしまう。

このワンテンポの差が大きく、4マナから相手を倒しに行くことや、妨害することは出来ても3マナからではマナブーストしか出来ない。

そのため、後手であれば特に《桜風妖精ステップル》よりも《幻想の双月》を優先すべき。

逆に先手で《桜風妖精ステップル》が出てきた時には、積極的に割ること。

相手の動きを制限するだけでなく、盤面にクリーチャーを残すことは殴り切る際にも有効であり、《母なる大地》を引き込んだ際にループに入りやすくなることにも繋がる。

 

vs【キクチパトロール

【キクチパトロール】の主な勝ち筋は、《デュエマの鬼!キクチ師範代》からの《アクア・パトロール》、そして直接攻撃。

1度は必ず攻撃する必要があり、即死コンボではないことを意識する。

そのためコンボが決まっても直接攻撃させない・出来ない状況を作ることが大切。

具体的には《オブラディ・ホーネット》での除去、《奇天烈シャッフ》での攻撃制限が該当する。

一般的な【キクチパトロール】は青黒かそこに白を足す形で組まれている為、カラーリング上【キクチパトロール】のメインデッキにSAが入っていることはほぼないと言って良い。

可能性として考えられるのは《超次元リバイヴ・ホール》などからの《勝利のガイアール・カイザー》だろうか。

盤面を捌いてしまえば勝ちへは大きく近づく。

 

自分のクリーチャーに《母なる大地》を打ちリソースを確保するよりも、相手のクリーチャーに《母なる大地》を打ちつつコストを揃えた上で《奇天烈シャッフ》でまとめて攻撃制限した方が良い場面も多々ある。

また、《奇天烈シャッフ》で攻撃する際には《ヘブンズ・フォース》には要注意。

宣言後に出たクリーチャーには《奇天烈シャッフ》の効果は適用されず、そのままターンを返せば酔っていない生物により殴り倒される可能性もある。

 

《デュエマの鬼!キクチ師範代》が場にあることによってマナブーストループが止まっても、《龍素記号Srスペルサイクリカ》+《母なる大地》でcipを使い回し《奇天烈シャッフ》の複数回宣言、《オブラディ・ホーネット》のマッハファイターの使い回しなどは出来るため、盤面を処理するのは容易。

 

vs【轟轟轟ブランド】系統デッキ

《正義の煌きオーリリア》にしろ《ドリル・スコール》にしても厳しい戦いを迫られる。

手札はダブつくので《幻想の双月》を活用しつつ最速コンボ成立を狙う。

 

特別言うこともなし。

トリガー≪母なる大地≫は酔わせるだけでなく≪奇天烈シャッフ≫を立てることで複数体盤面が止まったりするので生物は残しておいた方が吉。

 

vs【ダーツ】デッキ

お祈りしつつ最速コンボを狙う。

タップイン→《ロジック・サークル》の動きを取った場合先手2→4≪奇天烈シャッフ≫1宣言でこちらには余裕が生まれる。

相手が5マナ域になってからは宣言は《ホーガン・ブラスター》《ポジトロン・サイン》を警戒しての5宣言か即死回避の11宣言辺り。

 

vs【メタリカサザン】

《正義の輝き オーリリア》と《ジャミング・チャフ》を兼ね備えたメタビート。

1枚で複数体除去できるカードは採用しておらず、≪ジャミング・チャフ≫により実質的なエクストラターンを獲得されたりと、非常に重いマッチアップとなる。

リソース源の≪龍装者バーナイン≫を的確に割るのが需要。

 

もしかすると早い段階で殴るのがいいのかもしれない。

構築の段階から要検討。

 

・最後に

予想はしていたが、【メタリカサザン】に対して回答が未だに見つかっていないのは課題の一つであり、改善する余地があると感じた。

一方新弾では特に≪サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問≫が既に公開されており、これによりまた違ったタイプの【大地サイクリカ】も出現するのではないかと期待している。

 

(書き始め自体は1月末から書いていたんですけど結局2月末になっちゃいました)